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千田川

町長として書いたこと
著者: 千田千代和
判型: B6判
頁数: 336頁
価格:
ISBN: 4900783522

福井県旧三方町から合併後の初代若狭町長を務めた千田千代和氏が、3期12年間、町の広報に毎月欠かさず四季折々の想いを綴った集約集。


  私はこれまで多くの市町村長と知り合ったが、千田前町長ほど精力的に活動した人は他に知らない。氏は骨身を惜しむということがまったくなく、いつも明るく行動し、町民に語られる話も実に簡素で的確であった。そして、まったく私心なく三方町及び若狭町のために尽くし、その功を少しも語らず、三期町長を務められ、潔く身を引かれた。常人には真似できないことと私は千田氏に深い親愛感を抱くものである。
  氏の業績は多々あるが、なかでも若狭三方縄文博物館を設立されたのは大きな功績であり、氏は私をその館長に据えた。名誉館長なら引き受けるといった私に、どうか「名誉」をはずしてほしいと千田町長が頼みにこられた日のことが昨日のことのように思い出される。若狭三方縄文博物館は、日本の基層文化である縄文文化の真髄を伝えるばかりか、二十一世紀のもっとも重要な問題である環境問題の解決に向けたメッセージを発する、若狭町が誇る博物館になったのである。
  千田氏とは長い付き合いであるが、氏が町の広報紙に文章を連載されていたことはまったく知らなかった。千田氏に対する敬意の念がいっそう増したのである。
                                             (巻頭言より)
                        哲学者・若狭三方縄文博物館館長 梅 原 猛